最年少棋士・藤井聡太七段(16)が12月28日、棋王戦予選で村田顕弘六段(32)と対局中だ。藤井七段は、これが年内最後の対局となる。デビュー対局から丸2年が経過し、通算成績は120局で102勝18敗、勝率.850。103勝目を挙げ、晴れやかな気持ちで新年を迎えられるか。
 棋王戦は全8組に分かれて行われる予選トーナメントが行われ、藤井七段は8組に登場。4勝すると、挑戦者決定トーナメントに進出する。ベスト4まで勝ち上がると、2敗失格システムとなり、準決勝以降で敗れた棋士は敗者復活戦に回る。無敗で勝ち上がった棋士と、敗者復活戦の勝ち上がり者は挑戦者決定二番勝負を行う。今期は先日、初の竜王位を獲得した広瀬章人竜王が挑戦権を獲得し、渡辺明棋王との五番勝負を行うことが決まっている。