麻雀オブザイヤー(MOY)という賞があるわけではないが、もしあれば2018年の受賞者は、やはり近藤誠一だっただろう。所属する最高位戦日本プロ麻雀協会では、8月に行われた「麻雀駅伝」で団体を優勝に導く立役者として活躍。個人としても団体最高峰のタイトル「最高位」で自身4度目となる獲得に成功した。さらに10月からは新たに誕生したプロ麻雀リーグ「Mリーグ」で、セガサミーフェニックスの1人としてファンを魅了し、年末12月には国内最大級のプロアマ大会・麻雀最強戦で優勝を果たした。まさに“最高にして最強”となったプロ22年目の近藤の胸にあるのは、勝利の喜びとともに、元気に麻雀に打ち込めることそのものへの感謝だった。