13日から始まる大相撲初場所を前に、昨年11月に地元・福岡で行われた九州場所で二桁の10勝を挙げた琴奨菊(佐渡ヶ嶽)がインタビューに応じ、34歳で辿り着いたベテランならではの新境地で臨む初場所について意気込みを語った。
昨年11月の九州場所において、22歳3カ月という史上6番目のスピードで幕内最高優勝を果たした貴景勝(千賀ノ浦)に代表されるように、若手の台頭が目立つ昨今。その現状について「ひとつ考え方を変えた」と切り出した琴奨菊は、「今までは若手に負けないように気合を、さらに肩の力を入れて土俵に立っていたが、もうある程度ベテランの域に達した。九州場所は地元ということもあり声援を受けることもわかっていたので、肩の力を抜いて声援に応えられる相撲を取ろうと思った」と振り返った。