19年ぶりに誕生した日本出身横綱もわずか2年で力尽きてしまった。横綱デビューとなった2017年春場所、左胸周りの負傷により休場濃厚と思われた状況で強行出場し、千秋楽で大関照ノ富士に本割、決定戦と連勝して大逆転優勝を果たしたのは記憶に新しい。しかし、日本中を歓喜の渦に巻き込んだ優勝の代償はあまりにも大きく、その後は横綱としては史上ワーストとなる8場所連続休場。進退を懸けて臨んだ昨年秋場所は10勝をマークしたものの、その後は1勝も挙げることができずに土俵を去った。