将棋の藤井聡太七段が1月20日、朝日杯将棋オープン戦の本戦1回戦で稲葉陽八段と対局中だ。藤井七段は昨年2月、羽生善治九段(当時竜王)や、広瀬章人竜王(当時八段)らを破り、史上最年少での一般棋戦優勝を果たした。前年覇者として本戦からの出場なった今期は、いきなり順位戦A級棋士との対局で、勝てば同時に行われている佐藤天彦名人と糸谷哲郎八段の勝者と、午後2時から2回戦で戦う。
 朝日杯は持ち時間各40分の早指し棋戦。過去11回のうち、複数回の優勝、さらに連覇をしたことがあるのは、羽生九段だけ(優勝5回、2013~2015年で3連覇)。藤井七段が優勝すれば、史上2人目の連覇達成となる。現在は年をまたいで6連勝中で、今年度の勝率も全体で1位の.846(33勝6敗)と驚異的な結果を残し続ける最年少棋士は、再び快挙を達成できるか。