今年初場所が開幕した時点では十両以上の休場者はゼロだったが、十両の隆の勝が右膝前十字靭帯損傷で三日目から休場したのを皮切りに、上位陣でも四日目に横綱稀勢の里が引退を表明すると翌五日目は大関栃ノ心が場所前から痛めていた右太ももの肉離れで戦線離脱。さらにその翌日からは横綱鶴竜までもが右足首の故障で2場所連続休場に追い込まれた。
 負の流れはこれで終わらず、初日から5連勝と横綱白鵬とともに優勝候補と期待されていた小結御嶽海が六日目、小結妙義龍に敗れた際に左足を負傷して土俵から姿を消した(十一日目から再出場)。