声優の森久保祥太郎(「NARUTO -ナルト-」の奈良シカマル役や「メジャー」の茂野吾郎役など)が、若手時代のオーディションを回顧。20代のころにオーディションで席を争ったライバル声優として、保志総一朗(「機動戦士ガンダムSEED」キラ・ヤマト役など)の名前を挙げた。
2月14日に生放送されたAbemaTV「声優と夜あそび」には、森久保と安元洋貴(「BLEACH」茶渡泰虎役や「鬼灯の冷徹」鬼灯役など)がゲストとして出演。木曜MCの浪川大輔(「ルパン三世」石川五ェ門役や「BLEACH」ウルキオラ・シファー役など)、谷山紀章(「文豪ストレイドッグス」中原中也役や「進撃の巨人」ジャン・キルシュタイン役など)とともに、「声優界禁断のマル秘トーク」と題して知られざる声優業界の裏側について語り合った。
トークテーマが「オーディション」になると、それぞれオーディションで自身と役柄が被る声優を語る流れに。独特の低音ボイスで知られる安元は三宅健太(「バキ」ジャック・ハンマー役など)の名前を挙げ、「野性味が強そうな方が健太、インテリジェンスが若干高そうなのは僕が受かる傾向にある」と明かした。
谷山から「祥ちゃんは誰と被るの?」と尋ねられた森久保は、「最近はわかんないけど、20代の出始めのころはいつも保志総一朗に負けてた」と告白。「オーディション受けて落ちるじゃん? 誰になったんだよって思ったら『また保志くんかい!』って。20代の頃は特にいっぱいあった」と懐かしそうに当時のオーディションの記憶を振り返っていた。
その後、圧倒的な個性を確立して人気声優となった森久保。しかしその個性ゆえかクセの強い役柄を任せられることが多いそうで、「もうちょい引き出しあるのに」と寂しそうにポツリ。谷山が「あるの?」と問いかけると「あるよ! あるのに全然開けてくれないの! 新しい引き出しを開けても『森久保さん、もう少しクセがあるほうが……』って言われる」と冗談めかしながら嘆き、同席した3人の笑いを誘っていた。
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