<大相撲大阪場所>◇初日◇10日◇エディオンアリーナ大阪
前頭十四枚目・豊ノ島(時津風)が前頭十四枚目・照強(伊勢ヶ濱)をはたき込みで下し、16場所ぶりの幕内復帰を自らの勝利で祝った。
1度「待った」の後、2度目の立ち合いから、うるさい小兵の照強が動き回る中、落ち着いた相撲を見せたベテランは、しっかり体勢を戻す動きの良さも見せ、最後ははたき込んだ。
豊ノ島は2016年7月に左アキレス腱を断裂。2場所連続休場し、その後はふくらはぎの肉離れなどもあり、幕下まで番付を下げたが、ここから奇跡の復活。2016年5月の夏場所以来となる幕内での取組だった。
AbemaTVで解説を務めた元小結・旭道山は「よく上がってきましたね。私も(アキレス腱を)切りましたが、もう踏ん張れない。土俵を上がるだけですごい」と絶賛していた。また、大けがを乗り越えての復活に館内からも大歓声が起こっていた。
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