大関・栃ノ心(春日野)が、関脇・貴景勝(千賀ノ浦)に押し出しで敗れ、7勝8敗と負け越しが決定。先場所、0勝5敗10休だったことで2場所連続負け越しとなり、大関から陥落した。在位5場所での陥落は、大受に並ぶ史上最短タイ記録(年6場所制となった1958年以降)。
栃ノ心は2018年1月の初場所で、14勝1敗の成績で初優勝。続く大阪場所で10勝5敗、5月の夏場所で13勝2敗と、3場所で37勝という文句なしの成績で大関昇進を決めた。ところが新大関となった7月の名古屋場所で右足親指、先場所は右太ももを痛めるなど、昇進後は故障続き。先場所までの大関在位4場所で、白星はわずかに22勝だった。昇進直後には、その怪力によるスケール十分の取り口から、近い将来、横綱にもなるのではと期待する声も多かった。
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