<大相撲大阪場所>◇千秋楽◇24日◇エディオンアリーナ大阪
横綱・白鵬(宮城野)が、横綱・鶴竜(井筒)を下手投げで下し、3場所ぶり42度目の優勝を全勝で決めた。全勝優勝は、自身の記録を更新する15度目。平成の大横綱が、まさに無双の強さで平成最後の本場所を締めくくった。
勢いを持った若手力士が幕内上位で存在感を示し始める中、絶対強者として君臨したのは、やはり大横綱だった。昨年10月に受けた右ひざの手術から順調に回復。「ちょっと無理をした」初場所こそ、10勝しながら終盤に休場を余儀なくされたが、それか2カ月が経過し、調子も上向きに。今場所は2度、背後を取られる場面もあったが、そこから瞬時に体を切り替えして逆転勝利につなげたのは、状態のよさの表れでもあった。