東武線と東京メトロ日比谷線は26日、相互直通列車において「有料着席サービス」を導入すると発表した。相互直通運転での導入は初の取り組みで、車両を新造し2020年度の開始を予定している。運行区間や停車駅、料金などの詳細は今後発表するということだ。
この有料着席サービスの導入は相次いでおり、去年2月に京王線が「京王ライナー」を導入。新宿~京王八王子の区間で、通常運賃+指定券400円で利用することができる。
去年12月には、東急大井町線が「Qシート」を導入。平日夜に大井町を発車する一部の急行長津田行きの列車で利用することができ、指定券は一律400円。
さらに、今年3月には西武池袋線と秩父線が「Laview(ラビュー)」を導入。池袋~西武秩父の区間で、特急券は150~700円。
これらの有料着席サービスについて、慶応大学特任准教授などを務めるプロデューサーの若新雄純氏は「かしこい贅沢」と指摘。「新幹線のグリーン車はもったいないから乗らないけど、東海道線や湘南新宿ラインは1000円以下で30分~1時間の移動をゆっくり座れるからグリーン車を選ぶ。400円で座れるならいい贅沢だと思う。ただ、忘れてはいけないのは電車は座って乗るのが普通で、東京の混雑が異常だということ」との見方を示した。
(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)







