プロ麻雀リーグ「Mリーグ2018 朝日新聞ファイナルシリーズ」3月31日の3回戦で、渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)が自身2勝目、チーム6勝目を挙げ、チーム3位を確定させた。
対局者は起家から、KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)、渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)、EX風林火山・勝又健志(連盟)、赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(協会)。
佐々木との順位争い一騎打ちとなった多井は東3局1本場、勝又の先制リーチを受けながら、追っかけリーチを敢行。リーチ・一発・平和・イーペーコー・赤で8000点をアガって波に乗ると、南2局の親番でも1万2000点(+供託1000点)を加点し、トップ目に立った。
迎えた南4局では鈴木に逆転を許すも、続く南4局1本場でリーチ・ツモ・ハイテイ・赤で8000点(+300点)をアガって逆転トップ。ハイテイツモの瞬間、パブリックビューイングの渋谷ABEMASファンは抱擁し、歓喜し、涙した。
試合後「3人ともまだまだ未熟で麻雀もミスばっかりで負けてばっかりなんですけど、一生懸命麻雀を愛して、ファンの皆さんを愛して、このMリーグを愛して、少しでも麻雀を通じて社会貢献ができるような麻雀プロにこれから3人でなっていきます」とリーダーとしてチームを牽引してきた多井は、さらなる決意を語った。
この結果、ファイナル24戦中10勝を挙げ、個人スコアトップ3を独占した赤坂ドリブンズが初代Mリーグ王者に輝いた。2位はレギュラーシーズントップのEX風林火山、3位・渋谷ABEMAS、4位は2度の役満を決めたKONAMI麻雀格闘倶楽部と順位が確定した。
【福山純生(雀聖アワー)】
【3回戦結果】
1着 渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)5万4100点/+74.1
2着 赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(協会)4万7100点/+27.1
3着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)8500点/▲31.5
4着 EX風林火山・勝又健志(連盟)-9700点/▲69.7
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
【最終結果】
1位 赤坂ドリブンズ +594.5(24/24)
2位 EX風林火山 +83.0(24/24)
3位 渋谷ABEMAS ▲282.0(24/24)
4位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ▲294.6(24/24)
※レギュラーシーズンポイントは半分持ち越し
◆Mリーグ 7チームが各80試合を行い、上位4チームがファイナルシリーズに進出するリーグ戦。開幕は2018年10月、2019年3月に優勝チームが決定する。優勝賞金は5000万円。ルールは一発・裏ドラあり、赤あり(各種1枚ずつ)。また時間短縮のために、全自動卓による自動配牌が採用される。「Mリーグ2018 朝日新聞ファイナルシリーズ」は毎週土日計8日間(3月16日・17日を除く)、 1日3試合、 合計24試合を行う。
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