まもなく平成が終わる時、平成生まれとしては初の名人が誕生するかもしれない。4月10日から開幕する名人戦七番勝負で、3連覇中の佐藤天彦名人(31)に挑戦するのが、豊島将之二冠(28)だ。自身初の名人挑戦でもあり、奪取となれば平成生まれの棋士としては初の名人となる。昨年度、王位、棋聖と一気に2つのタイトルを獲得し、将棋大賞でもMVPにあたる最優秀棋士賞に輝いた。9日に行われた前夜祭でインタビューに答えると「名人戦で指せるというのが非常にうれしいし、幸せなことだなと思っています」と語った。