プロ麻雀リーグ「Mリーグ」のTEAM雷電が4月20日、チーム初となるファンミーティングを都内で開催した。萩原聖人、瀬戸熊直樹、黒沢咲(いずれも連盟)の3人が、チームサポーターから抽選で当たった51人と対局。トークショーにプレゼント抽選、さらにはシーズン中、ロッカールームで萩原が黒沢のために差し入れていたチーズケーキが、参加者全員にふるまわれるなど、ファン大満足のイベントとなった。
リーグ初年度は悔しい最下位に終わったTEAM雷電だが、ファンミーティングは他チームに全く劣らない盛り上がりぶり。トークショーでは、ファンからの質問があった「雷電選手の休日」について萩原が「最近YouTubeにハマってまして。僕はフィギュアの収集癖があるのですが、フィギュアのレビューをしている人の動画を見ることで満足して買わなくなりました(笑)」と回答。予想外の趣味に、ファンからも驚きの声があがっていた。
またシーズン中の振り返りには、瀬戸熊が「僕自身の反省点として、チームのために自分がなんとかしなきゃというダメな感情、うぬぼれた感情が入っていたので(来期は)しっかりと自分の麻雀を打ち切れるような1年にしたいです」とコメント。黒沢は「選手の中で、私が一番ノーケアだったと思うんですが、思いのほかいい成績を残せました。ただ、この前ASAPINさん(朝倉康心)に会ったら私のことを研究しているといっていたので、どうしよう(笑)」と語り、本人だけでなく会場からも笑いが起きていた。
締めの挨拶を任された萩原は「ファンの方々に育ててもらいたいし、僕らもファンを育てたい。雷電のファンが、Mリーグの中で一番すてきだと言われるようになってもらえたらうれしいです。選手がどれだけ麻雀を打とうと、みなさんの力がないと(Mリーグが)盛り上がらない。いいコミュニケーションをもっと取っていきたいと思います」と語りかけ、ファンたちから大きな拍手を送られていた。
遠くは北海道からも駆けつけた人がいるほどの熱意が集まったファンミーティング。今回は時間の多くを対局に費やす形になったが、萩原は「今後は麻雀を打てない方にも来てもらえるようなものを」と、別の形式も検討する予定だ。パブリックビューイングでもファンと交流してきたが「試合を見に来ているのではなく、僕らに会いに来てくれているので、全然違いますね。応援してくれている人を身近に知るのは、スポーツ選手として大事なガソリン、原動力になると思いました」と、半年後に控えた2期目の開幕に向けて闘志を燃やした。ファン全員に対して「来期は必ず3人でやってやります!雷電の麻雀はおもしろいです!」と宣言しただけに、有言実行とするための大事なオフ期間を過ごすつもりだ。
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