将棋の名人戦七番勝負第2局が4月22日、山口県萩市の「松陰神社 立志殿」で午前9時から始まった。第1局は千日手による指し直しの末、挑戦者の豊島将之二冠(28)が佐藤天彦名人(31)に勝利。豊島二冠が連勝で一気に流れをつかむか、佐藤名人が反撃か。先手は豊島二冠。
 昨年度の将棋大賞・最優秀棋士賞に選ばれた豊島二冠は、現役最強の呼び声も高い棋士。順位戦A級2度目の挑戦で、8勝1敗の好成績で挑戦権獲得。8つあるタイトルのうち、複数を保持するのは渡辺明二冠(34)と2人だけで、名人位を獲得すれば、平成生まれの棋士としては初の名人、さらに史上9人目の三冠保持者となる。