話題のアニメ「鬼滅の刃」の主人公・竈門炭治郎役を務めている声優の花江夏樹が、名シーンの収録時に緊張から、台本に「鬼滅の刃って3回書いた」という、アフレコ裏話を明かした。
花江は、同作の魅力や最新情報を伝えるラジオ番組「鬼滅ラヂヲ」に、我妻善逸役・下野紘と出演。第3話では、炭治郎が厳しい修行の末、「男」として成長を遂げるシーンが描かれている。「本当に尊敬する先輩」と話す梶裕貴が演じる錆兎(さびと)と半年の修行の後、真剣勝負するシーンは白熱だ。演じた際には「相応の覚悟があると思いました。錆兎はめちゃめちゃどっしりした貫禄のあるお芝居だったので、そこに負けないように」と、気合を入れて望んだと振り返った。
この緊迫シーンには、初めて炭治郎を「男」として演じるようなディレクションもあったといい「錆兎の面を斬る直前の台詞で、初めて『より男を出してください』と言われました」と、よりかっこよさを出す演技を意識した。
アニメ序盤の節目ともなるシーンに、花江もいつもとは違うものを感じたのか「緊張の証にですね。(台本の)3ページに『鬼滅の刃』って3回書いてあるんです」と明かした。これには下野も「すごい書いてる!なに、待って!」とびっくり。「人前で緊張しないように『人・人・人』みたいに『鬼滅の刃・鬼滅の刃・鬼滅の刃』って。それ飲んだの!?」とまくしたてた。この「鬼滅の刃」3連発について花江は「心を落ち着けるために書いたんでしょうね。自分でも覚えてないです」と笑っていた。
(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
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