12日に東京・両国国技館で初日を迎える大相撲夏場所を前に新大関として臨む貴景勝(千賀ノ浦)が取材に応じ、「今まで目指してきた(突き押し)相撲でこれからもやっていく」と話し、改めて自身のスタイルへのこだわりを口にした。
大関昇進がかかった先場所前には「目先の白星を追いかけると足元をすくわれる。勝つために必要なことは何かを考え、一つひとつやっていくだけ」と話し、二桁勝利と技能賞で悲願を達成した貴景勝。今場所に向けても「自分の中で最高の状態に持っていけるように努めている。しっかり基礎をして、身体を膨らませていかなければ」と準備に抜かりはない。
さらに新大関として次の目標に関しては「一番上の番付がある。そこを目指さなければ大関は務まらない」と綱取りへ向けた決意を滲ませた。また夏場所は新元号・令和となって迎える初めての場所。「新元号で迎える区切りのいい場所。いいスタートを切れるよう、いい成績が残せるよう、力を出していきたい」と改めて抱負を語った。
今場所は米大統領・トランプ氏の観戦に加え、特注のトランプ杯の授与も予定されている。世界に向け改めて大相撲を発信するチャンスとなるが、そのことについて触れると「大相撲は日本の国技。どの国にも負けない伝統、誇れるものがある。そういったものを是非、見ていただきたい」など、新大関としての自覚ものぞかせていた。
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5/12 16時~ 大相撲LIVE 夏場所(幕内前半)1日目[初日]