持ち時間5分、1手につき5秒が加算される超早指し戦「第2回AbemaTVトーナメント」の予選Bブロックの三番勝負が5月12日に放送され、都成竜馬五段(29)が中村太地七段(30)をフルセットの末2-1で下し、一位決定戦へと進出した。
同トーナメントへの参加を前に「泥臭く戦う!」と色紙に記した都成五段が、「同世代でも特に出世頭」と評価する中村七段を、熱戦の末に撃破した。第1局、劣勢に立たされ時間に追われる中で、最後まで諦めずに指し続けると、解説の藤井猛九段(48)も「最後にすごい逆転だったですね」と語るほどの逆転劇を演じ、128手でものにした。ただ第2局は、優位に進めながらも中村七段の粘りに屈して192手で逆転負け。連勝での勝ち上がり寸前で逃しただけに悔いも残った。