将棋の藤井聡太七段(16)が5月15日、棋王戦予選準決勝で牧野光則五段(31)に139手で勝利し、予選8ブロックの決勝進出を決めた。決勝で都成竜馬五段(29)と対戦、勝利すれば本戦出場が決定する。
史上最年少でのタイトル挑戦を目指す藤井七段は、粘りが特徴の牧野五段に対し、難解な終盤から徐々に優勢を築き上げると、攻めながら自玉を固める巧みさも見せ、そのまま押し切った。対局後、藤井七段は「際どい勝負だったかと思います。(棋王戦では)今期はもっと上を目指せたらと思います」と、本戦での活躍に意欲を見せていた。
現在、棋王のタイトルは、過去8期保持し永世棋王の資格を得ている渡辺明二冠(35)が保持している。
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