ワンセグケータイに続き、カーナビでもNHKの受信料を義務だとする初の判決が出た。
共同通信によると、自宅にテレビを持たない栃木県女性の訴訟で、女性はカーナビを交通案内のために購入し、自宅敷地内ではワンセグを受信できないと主張。しかし、東京地裁は15日、カーナビが受信設備の「設置」にあたるのかについて、自宅近くに移動すれば電波が届くとして「設置者」に認定。放送を受信する目的がないとは認められないとして訴えを退けたという。
NHKの受信料を巡っては今年3月、ワンセグ機能付きの携帯電話を持つと契約義務が生じるとの判決を最高裁が下し、受信設備を据え置くだけでなく「携行」も含まれると判断。また14日には、NHKの受信料収入が過去最高の7122億円となったことも報じられた。
東京工業大学准教授の西田亮介氏は「これだけ聞くとあこぎな商売なのではないかと思えてしまう」としつつ、NHKの役割について「受信料収入を得ているがゆえに、公共放送としての役割を担っている。直接的に視聴率に左右されず、報道番組の割合も多くしているので、このようなお金が生じることの意味については考えてみてもいいかもしれない」と述べた。
(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)
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