<大相撲夏場所>◇六日目◇17日◇東京・両国国技館
99キロの前頭十四枚目・炎鵬(宮城野)が、178キロの前頭十二枚目・矢後(尾車)を上手ひねりで下し、今場所5勝目(1敗)をあげた。
自分より79キロ重い矢後に対して、ふわっとした立ち合いからうまく潜り込むと、首を極められないように絶妙な頭のつけ方から、左右に揺さぶりとどめに上手ひねり。大きな矢後が尻餅をつくような形で倒れこんだ。
土俵に上がった時点から、三役クラスの歓声が飛び交っていたが、新入幕の小兵力士が見せる相撲に、この日もファンが大興奮。見慣れない形からの上手ひねりに、視聴者からは「なんだ今の技は!」というコメントも飛んでいた。