<大相撲夏場所>◇六日目◇17日◇東京・両国国技館
関脇・栃ノ心(春日野)が、関脇・逸ノ城(湊)との「超」力相撲を制して、初日から土つかずの6連勝とした。2場所連続負け越しで大関から陥落したが、10勝以上での復帰にあと4勝と迫った。
関取最重量の227キロを誇る逸ノ城に、立ち合いから右四つがっぷりで組み合った栃ノ心は、全身を紅潮させながら力を込めると、一瞬巨体を吊り上げるような場面も。徐々に優位な状況を作り上げると、最後はしっかりと寄り切った。
平幕優勝を果たし、一気に大関へと駆け上がったころの強さを彷彿とさせる力相撲に、AbemaTVで解説を務めた元大関・琴欧洲の鳴戸親方も「もう1回優勝するぞ、というくらいの気持ちで取っているのでは」と、大関復帰どころか2度目の優勝まで予想していた。
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