＜大相撲夏場所＞◇十日目◇21日◇東京・両国国技館
横綱・鶴竜（井筒）が、前頭四枚目・阿炎（錣山）をはたき込みで下し、9勝目（1敗）を挙げた。
白鵬が休場し、一人横綱として土俵に上がる鶴竜だが、今場所は低く鋭い立ち合いからの攻めが好調。八日目には玉鷲（片男波）に令和初の金星を配給していたが、翌九日目は敗戦を引きずることなく勝ち越しを決めていた。
この日は立ち合いから突っ張り、のど輪といった阿炎の攻撃を真正面から受けると、頭が上がりそうなところを耐え切り、タイミングよくはたき込み。関脇・栃ノ心、平幕の朝乃山とともに1敗を守った。
AbemaTVで解説を務めた元前頭・栃栄の三保ヶ関親方は、「阿炎はいい相撲を取ったと思いますよ。持てる力を出して通用しなかった、鶴竜の横綱相撲」と、今場所好調な横綱の地力に注目していた。
（C）AbemaTV
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