「RTDトーナメント2019」グループBの2回戦(全4回戦)が5月26日に放送され、勝又健志(連盟)がトップを取り、トータル2位につけた。
対局者は起家から萩原聖人(連盟)、内川幸太郎(連盟)、勝又健志(連盟)、金太賢(協会)。初戦ラススタートだった勝又は「どこかでチャンスが来る。そのチャンスをしっかりものにする」と2回戦に臨んだ。
東2局で5200点をアガって東3局の親番を迎えた勝又は、7巡目に得意の七対子をテンパイした。タンヤオ・七対子・ドラ2で二万待ちだったが「リーチに行って空ぶって、2回戦目も3着4着になってしまうとかなり厳しい。1回手堅くアガることが出来れば、トップか2着かという争いになる」と全4回戦の展開を見据え、ヤミテンに構えた。次巡に場に1枚切れの東と二万を入れ替えてヤミテンを続行。12巡目、思惑通りに東をツモり、ツモ・七対子・ドラ2で1万2000点を加点しトップ目に立った。
さらに南2局1本場で8000点(+300点、供託2000点)、南4局でも5200点(+300点)を加点し、最終的には+76.5を獲得。初戦ラス▲48.5を帳消しにし、+28.0の総合2位に躍り出た。
だが勝又は眉ひとつ動かさず「あれだけ手が入ってくれたんだったら、もっと大きなトップにしなければいけなかった」と勝って兜の緒を締めた。
このトップでトータル2位に浮上し、首位・金太賢(協会)とは僅か4.8ポイント差。3戦目の展開を「激しい戦いが待っている」と予測している勝又だが、展開を創造しやすい好位置につけたことで、麻雀軍師として、様々な策を講じられる環境が整ったことは間違いない。【福山純生(雀聖アワー)】
【グループB 2回戦結果】
1位 勝又健志(連盟)5万6500点 +76.5
2位 内川幸太郎(連盟)2万3700点 +3.7
3位 金太賢(協会)1万7000点 +23.0
4位 萩原聖人(連盟)2800点 ▲57.2
【グループB 2回戦終了時点の成績】
1位 金太賢(協会) +32.8(2/4)
2位 勝又健志(連盟) +28.0(2/4)
3位 内川幸太郎(連盟) +18.9(2/4)
4位 萩原聖人(連盟) ▲79.7(2/4)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆RTDトーナメント2019 2016年から3年に渡り行われてきた「RTDリーグ」から、トーナメント方式に変更。昨年行われた「RTDリーグ2018」の予選リーグ(WHITE・BLACK)の上位各6人、推薦枠として2人の計14人に加え、予選リーグ7位の2人と新規参戦2人の4人による入れ替え戦(サバイバルマッチ)から上位2人が本戦に進み、計16人で行われる。16人はA~Dの4グループに分かれ、半荘4回戦で対戦。トータル2位が準々決勝A(上位3人が準決勝進出)、同3位が準々決勝B(上位1人が準決勝進出)へ、同1位は準決勝(上位4人が決勝進出)に進む。主なルールは一発・裏ドラ・赤(各種1枚)あり、全自動卓による自動配牌のMリーグルール。
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