「RTDトーナメント2019」グループB 3・4回戦(全4回戦)が6月2日に放送され、勝又健志(連盟)が4回戦でトップを取り、トータル2位でクオーターファイナル(準々決勝)Aへの進出を決めた。
対局者は起家から萩原聖人(連盟)、金太賢(協会)、勝又健志(連盟)、内川幸太郎(連盟)。
勝又は初戦こそ4着だったが、2戦目1着、3戦目2着。3戦終了時点で、首位・内川とは60.5ポイント差のトータル2位につけていた。したがって1位通過を決めるためには、勝又トップで内川2着なら2万600点差以上。勝又トップで内川3着なら600点差以上が条件だった。
最終4回戦、東場では倍満をツモった内川を追う展開となり、2着目で南場へ。南2局1本場ではリーチ・一発・赤で5200点(+300点、供託1000点)を加点。さらに南3局1本場、親番でリーチ・七対子・ドラ2で1万2000点(+300点、供託1000点)、続く2本場でも2900点(+600点)を加点し、内川を抜いてトップ目に立った。
南4局、この時点で内川が2着目だったため、勝又がグループBを1位通過するためには、跳満ツモが必要となった。14巡目に役なしながらも待望のテンパイを入れ、16巡目に平和に手替わりしたことろで一発と裏ドラに賭け、リーチを放ったが流局した。「ギリギリまで1位通過を狙ったんですが、残念ながら2位通過でした。引き続き自分らしく頑張っていきたい」と4人中3人勝ち抜けとなる準々決勝Aへの進出となった。【福山純生(雀聖アワー)】
【グループB 4回戦結果】
1位 勝又健志(連盟)5万1100点 +71.1
2位 内川幸太郎(連盟)4万6300点 +26.3
3位 金太賢(協会)1万2400点 ▲27.6
4位 萩原聖人(連盟)▲9800点 ▲69.8
【グループB 4回戦終了時点の成績】
1位 内川幸太郎(連盟) +120.7(4/4)
2位 勝又健志(連盟) +105.9(4/4)
3位 金太賢(協会) ▲24.8(4/4)
4位 萩原聖人(連盟) ▲200.9(4/4)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆RTDトーナメント2019 2016年から3年に渡り行われてきた「RTDリーグ」から、トーナメント方式に変更。昨年行われた「RTDリーグ2018」の予選リーグ(WHITE・BLACK)の上位各6人、推薦枠として2人の計14人に加え、予選リーグ7位の2人と新規参戦2人の4人による入れ替え戦(サバイバルマッチ)から上位2人が本戦に進み、計16人で行われる。16人はA~Dの4グループに分かれ、半荘4回戦で対戦。トータル2位が準々決勝A(上位3人が準決勝進出)、同3位が準々決勝B(上位1人が準決勝進出)へ、同1位は準決勝(上位4人が決勝進出)に進む。主なルールは一発・裏ドラ・赤(各種1枚)あり、全自動卓による自動配牌のMリーグルール。
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