将棋の王座戦挑戦者決定トーナメント1回戦が6月3日に行われ、藤井聡太七段(16)が佐々木大地五段(24)に139手で敗れた。本局に勝利すれば、2回戦で羽生善治九段(48)と2018年2月以来、2度目の対局が実現するところだったが、昨年度最多勝の新鋭の前に苦杯をなめた。
藤井七段は、過去1勝1敗と五分の対戦成績だった佐々木五段と、相掛かりの序盤から白熱した対局を展開。お互いの持ち時間がなくなる1分将棋の中、緊迫した攻めの応酬を繰り広げたがわずかに競り負け、今期の王座戦は終了。タイトル挑戦の道が絶たれた。