(メインで山下を下し、トーナメント初戦突破を果たした瑞希。笑顔で大会を締めた)
 1年以上にわたってシングル王座を保持してきた山下実優が5月3日の後楽園ホール大会で敗れたことにより、現在の東京女子プロレスは勢力図がいったんリセットされた状態になっている。
 山下に勝って新王者となったのは中島翔子。5.6札幌大会で早くも初防衛に成功しているが、そのすぐ後に恒例のトーナメント「東京プリンセスカップ」が開幕した。あらためて横一線でのトップ争い。優勝者には中島に挑戦する権利が与えられるが、中島もトーナメントにエントリーしており、優勝して指名したい挑戦者がいるという。大事なトーナメントだけに、1回戦からどの選手も力の入った闘いを見せているが、中でも大きな勝利を得たのが瑞希だ。