将棋の藤井聡太七段(16)が6月18日、順位戦C級1組1回戦で村田顕弘六段(32)と午前10時から対局中だ。藤井七段は昨年度、あと一歩のところでB級2組への昇級を逃しており、再挑戦のシーズンとなる。
藤井七段は実質的なデビュー年度となった第76期で、C級2組を10戦全勝し1期抜け。続く昨年度の第77期でも開幕から8連勝し、2期連続での1期抜け寸前まで迫った。ただ9戦目で近藤誠也六段(当時五段、22)に敗れると、最終成績では9勝1敗で終えたものの、同成績で並んだ4人の中で、前年度成績をもとにした順位が最も低かったために、全体4番目となり上位2人の昇級枠に入れなかった。
今期は36人が参加する同級で、順位は3位からスタート。全棋士が10戦するが、全勝であれば3人以上でも文句なしの昇級確定。昨年度のように成績が並んだ場合には、藤井七段より順位が上の棋士が1人しかいなければ、昇級が可能だ。
対局の持ち時間は各6時間で、藤井七段は後手番。AbemaTVではこの対局を終了まで生放送する。
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