将棋の藤井聡太七段(16)が6月18日、順位戦C級1組1回戦で村田顕弘六段(32)を118手で下し、今期の初戦を白星で飾った。昨期はあと一歩のところで昇級を逃したが、同組2期目の挑戦で、まずは順調なスタートを切った。
昨年度、9勝1敗の好成績ながら昇級を逃した藤井七段は、相掛かりの出だしから、飛車を大きく展開する指し回しで村田玉を攻め立て、終盤でもしっかりと寄せ切った。今期初戦の勝利に「序盤から選択肢の広い将棋でした。最後は際どくなってしまいましたが、なんとか逃げ切れました。昇級を目指して戦っていきたいですが、一局一局を大事に指していきたい」とコメントした。