およそ1年ぶりに行われた党首討論。新潟、山形の地震被害に対するお見舞いから始まった党首討論は、トップバッターを務めた立憲民主党の枝野幸男代表との攻防から、「老後2000万円不足問題」を巡るやりとりに終始した。
今回の党首討論について、AbemaTV『AbemaPrime』に出演した政治ジャーナリストの細川隆三氏は「やはり時間が短い。野党側は年金問題のワンテーマに絞って質問をしていたが、もう少し色々聞きたかったし、党首討論の制度自体を改革した方が良い」と指摘した上で、「枝野氏は理路整然と、国民がどういった不安を持っているのか、それを解消するにはどうしたらいいのか、非常に冷静に、具体的に質問していたし、逆ギレを誘うような挑発的な質問はしなかった。しかし、年金問題の不安はなかなか解消できていないと思う。玉木代表の、財政検証の結果を公表していないことに関する質問に対しても、安倍総理は真正面から答えなかった。選挙前から出さないと見られてもおかしくないし、そう見られたくなければ出せば良い」と振り返った。