将棋の王位戦七番勝負第1局が7月3日、愛知県名古屋市「か茂免」で午前9時から行われている。初防衛を目指す三冠保持者・豊島将之王位(29、名人、棋聖)と、初タイトル奪取に燃えるベテラン木村一基九段(46)、先勝するのはどちらか。
豊島王位は現在、8つあるタイトルのうち3つを保持し、全棋士の中でも序列1位。文字通り棋界トップに立っている。また、他棋戦でもタイトル挑戦に近い距離におり、四冠、五冠といった可能性もある。対する木村九段は「千駄ヶ谷の受け師」の異名を持つベテラン。守備の巧者ながら、反撃に転じた際には鋭い攻めで切り込む特徴を持つ。挑戦者決定リーグ紅組をプレーオフの末に勝ち抜くと、挑戦者決定戦では羽生善治九段(48)を下して、悲願の初タイトルへの挑戦権を得た。
対局は横歩取りから始まり、後手の木村九段が午後0時30分からの昼休憩までに2時間半近くの時間を使って、序盤の戦い方を見定めている状況だ。
本局の持ち時間は各8時間の2日制。先手は振り駒の結果、豊島王位。1日目を終えたところで封じ手が行われ、翌日の午前9時から再開する。AbemaTVではこの対局を終了まで生放送する。
【昼食の注文】
豊島将之王位 か茂免名物御膳 木村一基九段 冷し麺御膳:更科蕎麦
【昼食休憩時点での残り持ち時間】
豊島将之王位 7時間18分(消費時間42分) 木村一基九段 5時間35分(消費2時間25分)
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