将棋の王位戦七番勝負第1局が7月3日、愛知県名古屋市「か茂免」で行われ、挑戦者の木村一基九段(46)が50手目を封じ手とし、1日目が終了した。
 初防衛を目指す豊島将之王位(名人、棋聖、29)の先手で始まった対局は、横歩取りの出だしとなったが、受けの巧者として知られる木村九段が、じっくりと時間を使う展開に。午後6時の封じ手でも、この1手に木村九段は52分を費やした。2日目は4日午前9時から再開する。