将棋の王座戦挑戦者決定トーナメント準決勝が7月12日に行われ、豊島将之名人(王位、29)と羽生善治九段(48)が午前10時から対局中だ。
豊島名人は、先日棋聖位を失い二冠に交代したものの、渡辺明三冠(35)以外には、今年度無敗の10勝3敗と好調。初の王座位獲得を目指している。羽生九段は、王位戦では挑戦者決定戦で敗れるなど、前人未到のタイトル100期への挑戦にあと一歩という状況が続いている。今年度は8勝4敗ながら、勢いのある若手棋士を次々に退けるなど、健在ぶりを見せている。両者の対戦成績は羽生九段の16勝15敗と拮抗している。羽生九段は、勝負の一戦で四間飛車を採用した。
本局の勝者は、トーナメント決勝で永瀬拓矢叡王(26)と佐藤天彦九段(31)の勝者と対戦。現タイトル保持者は斎藤慎太郎王座(26)。
本局の持ち時間は各5時間で、振り駒の結果、先手は羽生九段。AbemaTVではこの対局を終了まで生放送する。
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