将棋の王座戦挑戦者決定トーナメント準決勝が7月12日に行われ、豊島将之名人(王位、29)と羽生善治九段(48)が午前10時から対局中だ。
 豊島名人は渡辺明三冠(35)に棋聖位を奪われ二冠となったものの、その他の棋戦では変わらぬ強さを見せ、2度目の王座挑戦まであと2勝と迫っている。対する羽生九段は、王座のタイトルを過去に24期務めた。現在、通算タイトル数は99期で、大台の100期達成は、ファンも望むところだ。両者の対戦成績は、羽生九段の16勝15敗と拮抗している。羽生九段はこの大一番で、四間飛車の一種「藤井システム」を採用した。