大相撲の三役行司・木村晃之助が、54歳ながら抜群の身のこなしで、ファンから大絶賛された。
木村晃之助は、7月14日に行われた大相撲名古屋場所中日の前頭二枚目・碧山(春日野)と前頭筆頭・北勝富士(八角)の取組を裁いたが、立ち合い間もなく一気に北勝富士が碧山を送り出す展開に。碧山の191センチ193キロの巨体が一気に迫ってきたが、これを咄嗟の動きで跳ねるようにかわすと、その後はしっかり背後に視線を向けながら、勝負の行方を見届け、きっちり軍配もあげた。
この軽やかな動きに、中継していたAbemaTVのコメント欄には「晃之助速すぎ」「よく避けた」「行司も残った」と絶賛の声が殺到。時折、力士の動きに行司が巻き込まれ、土俵下に転落するシーンも見られるが、この日は自分よりもはるかに大きい力士たちを間近で裁く行司の俊敏性が光る一番になった。


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