「国に不満があるなら出て行けばいいんだ。この国が嫌いで不満があるなら出て行けばいい。いつも言っていることだ」
トランプ大統領が「アメリカから出て行け」と言ったのは、非白人系の民主党議員4人。そのうちの1人、子どもの時に内戦下のソマリアから難民として逃れてきたオマル下院議員に対しては、「1人は政府が失敗し、国家も失敗したソマリア出身だ」と発言した。
特定の国の出身者であったり、その子孫であることを理由に「国から出て行け」と言うのは、典型的なヘイトスピーチだ。15日、トランプ大統領から度重ねて「国から出て行け」と言われた女性議員4人が会見を開き、「私たちには無視され取り残されてきた人たちの声を代弁する義務がある」「大統領のようにイスラム嫌いや憎悪、偏見を持つ人たちは、私たちが身を守ろうと反応するのを楽しんでいる」と反論した。