「RTDトーナメント2019」クオーターファイナルB(準々決勝) 1・2回戦(全2回戦)が7月21日に放送され、白鳥翔(連盟)はトータル4位で敗退した。
白鳥はスプリント2戦を戦う上でのポイントを「勝負どころの見極めとしっかりリスクを負えるかどうかのふたつ。勝負どころとは、自分の手牌が勝負手という意味合いではなくて、相手が勝負手の時に、こっちが打点の安い手牌でもリスクを負って潰しにいくというのも自分の中の勝負どころ」と捉えていた。
初戦4着だったため背水の陣で臨んだ2戦目。北家スタートの優位性を生かし、オーラスで連荘し続けていけばトップ通過条件も現実味を帯びて来たのだが、2本場まで積み上げたところで、朝倉ゆかり(協会)が満貫をアガって終了。最終的にはトータル4位で敗退となった。「焦りもあったり、気負いもあったりして、情けない麻雀を打ってしまった」と敗戦を真摯に受け入れた。
グループD対局時には、中国の伝統衣装である漢服を身にまとって番組を盛り上げる等、RTDに対しては特別な思いがあった。「(RTDに)出させてもらって自分が成長出来、見て頂いてたくさんのファンの方がついてくれた部分もあるので、すごく結果を出したかったんですけど。結果を出せなかったことに対して、情けないなという気持ちです」と金色の頭を垂れた。【福山純生(雀聖アワー)】
【クオーターファイナルB 2回戦の成績】
1位 朝倉ゆかり(協会) 4万300点 +60.3
2位 白鳥翔(連盟) 3万2000点 +12.0
3位 松本吉弘(協会) 2万3700点 ▲16.3
4位 金太賢(協会) 4000点 ▲56.0
【クオーターファイナルB 最終トータルポイント】
1位 朝倉ゆかり(協会) +26.9(2/2)
2位 金太賢(協会) +20.9(2/2)
3位 松本吉弘(協会) ▲0.6(2/2)
4位 白鳥翔(連盟) ▲47.2(2/2)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆RTDトーナメント2019 2016年から3年に渡り行われてきた「RTDリーグ」から、トーナメント方式に変更。昨年行われた「RTDリーグ2018」の予選リーグ(WHITE・BLACK)の上位各6人、推薦枠として2人の計14人に加え、予選リーグ7位の2人と新規参戦2人の4人による入れ替え戦(サバイバルマッチ)から上位2人が本戦に進み、計16人で行われる。16人はA~Dの4グループに分かれ、半荘4回戦で対戦。トータル2位が準々決勝A(上位3人が準決勝進出)、同3位が準々決勝B(上位1人が準決勝進出)へ、同1位は準決勝(上位4人が決勝進出)に進む。主なルールは一発・裏ドラ・赤(各種1枚)あり、全自動卓による自動配牌のMリーグルール。
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