将棋の朝日杯将棋オープン戦一次予選が7月25日に行われ、渡部愛女流三段(26)が岡崎洋七段(52)に113手で勝利した。
 朝日杯将棋オープン戦は持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。
 渡部女流三段は、昨年5月に女流王位で初タイトルを獲得して男性棋戦への出場権を獲得。プロの間でも非常によく指される角換わりの出だしから、中盤以降は激しい攻め合いに。自玉が薄くなる中、広さをいかして勝負に出ると、見事に寄せ切った。