将棋の王座戦挑戦者決定戦が7月25日、午前9時から始まった。豊島将之名人(王位、29)と、永瀬拓矢叡王(26)が、斎藤慎太郎王座(26)への挑戦権をかけて争っている。
 豊島名人の今年度の成績は13勝3敗。3敗はいずれも渡辺明三冠(35)に喫したもので、他の棋士には敗れていない。永瀬叡王は14勝8敗で、5月には初タイトルとなる叡王位を獲得した。両者は過去2度対戦があり、いずれも豊島名人が勝っている。両者がタイトルホルダーとなってからは初対決だ。食事のほかにバナナで糖質を補充することで知られる永瀬叡王は、正午からの昼食休憩では親子丼におにぎりを足して、長丁場に備えた。