将棋の王座戦挑戦者決定戦が7月25日に行われ、豊島将之名人(王位、29)と、永瀬拓矢叡王(26)が、斎藤慎太郎王座(26)への挑戦権をかけて対局中だ。
 豊島名人は昨年初タイトルから一時、三冠も保持。永瀬叡王は今年5月に初タイトルを獲得と、どちらも20代ながら将棋界をリードする棋士として、存在感を増している。豊島名人は、今年度3敗しているが、その全てが渡辺明三冠(35)。他の棋士には一度も負けない、抜群の安定感を誇っている。永瀬叡王は二冠に向けて、棋界序列1位の実力者を突破できるか。