将棋の叡王戦段位別予選が7月29日に行われ、北島忠雄七段(53)が木下浩一七段(51)に82手で勝利した。次局は予選準決勝で千田翔太七段(25)と戦う。
 叡王戦は、全棋士参加の棋戦で、女流棋士1人、アマチュア1人も予選に参加。段位別予選を経て、タイトルホルダーなどのシード棋士を含んだ本戦を勝ち抜いた2人が、挑戦者決定の三番勝負を行う。
 過去3勝3敗と対戦成績では五分だったが、2006年8月以来、約13年ぶりの対局は、端から上手く攻め込んだ北島七段のペース。形勢が苦しいと見た木下七段が投了した。