東京都・渋谷区で行われている「東急将棋まつり」のイベント対局で、永瀬拓矢叡王(26)が羽生善治九段(48)を116手で下した。
 永瀬叡王は今年5月に初タイトルを獲得。7月25日に行われた王座戦挑戦者決定戦でも、豊島将之名人(王位、29)を下し、斎藤慎太郎王座(26)への挑戦権を獲得した。今年度の成績で23局は全棋士1位、15勝も1位タイの成績だ。
 持ち時間各15分、切れたら30秒以内の早指し戦で、白熱した終盤戦を展開。一時は劣勢だった永瀬叡王だが、一瞬の隙を逃さずに逆襲。羽生九段の攻めを切らせ、逆転勝ちを収めた。対局後の両者のコメントは以下のとおり。