将棋の藤井聡太七段(17)が8月6日、順位戦C級1組3回戦で金井恒太六段(33)と午前10時から対局中だ。
 周囲からは最年少タイトル獲得の期待が寄せられる藤井七段だが、実は「最年少名人」達成のハードルが非常に高い。谷川浩司九段(57)が持つ記録は、21歳2カ月。これを藤井七段がクリアするためには、今期在籍しているC級1組からB級2組、B級1組と3期連続で昇級、A級入りを果たした上で、A級1組でトップとなり挑戦権を獲得する必要がある。当然、級が上がるごとに実力者が揃っており、最上位の1つ下のB級1組でも“鬼の棲家”と称されるほどだ。