“進次郎取材500回”ノンフィクションライターが感じた結婚の予兆とは? 一方で「いつ結婚するんだ」「はやく嫁もらえ」には批判も
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 小泉進次郎衆院議員(38)とフリーアナウンサーの滝川クリステルさん(41)が7日、総理官邸で会見を開き、結婚と妊娠を発表した。

 2人は2009年、初当選を果たした進次郎氏を滝川さんが取材したのが初対面で、去年から交際がスタートしたという。この間、2人揃って外出することはなく、交際報道も出なかったが、そこには公にしたくない理由があったのだろうか。

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 7日放送のAbemaTV『AbemaPrime』では、進次郎氏と地方創生の政策立案をした平将明衆院議員と、進次郎氏の遊説に全国で500回以上密着しているノンフィクションライターの常井健一氏を招き、その“裏側”を探った。

■参院選中に結婚の“予兆”?

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 進次郎氏の結婚について「全く知らなかった。ニュースで知った」という平議員。事前に交際報道が出なかったことについては、「独身だから何の問題もないが、小泉さんほどの政治家、滝川クリステルさんほどの著名人となると、交際がバレた時点で週刊誌などに心ない記事が書かれるだろう。それを真に受けた人からの雑音も入るだろうから、賢明だったのではないか。色んな嫉妬も渦巻く」との見方を示す。

 また、7月の参院選で17日間の密着取材をしていたという常井氏も「何も分からなかった」という。ただ、思い返すと“異変”があったそうで、「彼はスマホをいじっている様子を人に見せないが、同じ電車に乗っているとあからさまにいじっているなと。仕事の連絡はタブレットを使うので、スマホを見せることにびっくりしたし、何をやりとりしているのかというのも気になった。一緒に密着していた別の記者とも『スマホを見せるのは珍しいよね。誰とやりとりしているのだろう』というのは話題になった。もうひとつ、進次郎さんの全国行脚というのは、朝の8時から夜の8時まで1日ぎっしり、全国の日程が入る。しかし今回は、朝は遅くて夜は7時くらいに東京に帰って来ている日程が多かった。やる気がないのか発言の回数を減らして密度を濃くしているのかと思っていたが、それだけ東京に帰るような日程を組んでいたということ」と明かした。

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 また、別で密着取材していたテレビの担当者にも話を聞いたそうで、「今回は“不規則発言”がないと。17日間も一緒にいると雑談をフランクにする仲になるが、今回は『全然発言が出てこない』と困っていた」のだという。さらに、演説中にも疑問に思うことがあったとし、「父親のことを褒める時があった。選挙演説なのになぜ自分の父親のことを褒めるのかと。『父親はよく自分の子どものことを愚息やバカ息子と言うが、私は1度もそう呼ばれたことがない。だから、そういう父親になりたい』という話をしていて、超激戦区なのになぜ余計な話をしているのかと思った」と振り返った。

 では、結婚というおめでたい話題を参院選の前に発表するという考えはなかったのだろうか。平議員は「小泉さんの言っていることに一理あって、プライベートのことだからと。これだけニュースになっているが、良く跳ねるのか悪く跳ねるのか予想がつかない。(選挙が)終わって落ち着いた時期でよかったのではないか」との見解を示した。
 

■「いつ結婚するんだ」「はやく嫁もらえ」に批判も

 進次郎氏は7日に更新したブログの冒頭で、「『いつ結婚するんだ』『はやく嫁もらえ』『いい歳なんだから…』などと地元でも、国会でも、全国でも言われてきた私ですが、この度、結婚することをご報告致します」と書いている。

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 この部分に関して、世間からは「『いつ結婚するんだ』これハラスメントだよね、今どき。長男だし田舎出身なのでマジでめちゃ言われるからやだ。何回言われたかわからん」「いつ結婚するんだ、はやく嫁もらえって結婚を押し付けんなって言いたい」「『いつ結婚するんだ』『はやく嫁もらえ』『いい歳なんだから…』だって。辟易とするわ。いつになったらそういう老害が消えるんだろうね」などの声もあがっている。

 こうした批判に平議員は「言う人もいれば言わない人もいるというだけだし、それを聞いて嫌な人もいれば嫌ではないという人もいる。小選挙区の衆議院議員は10万人が名前を書いてくれる。その人たちには色々な意見があって、それを『いやそういう風に言うのはどうかと思う』と言うわけもない。政治家はこれをプレッシャーとは思わない」と意見。

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 一方、ジャーナリストの堀潤氏は、進次郎氏がリーダーとして期待されているとし、「今までは下積みに近い状況だった。いよいよポストが開けてきた時に、この硬直した日本をどう変えるのかということが期待されている。組閣の話もあるが、結婚して子どもができる中で、“政治家”小泉進次郎はどうするのか。こういった発言がポロっと出てくるということは、いざとなった時にどういう選択ができる政治家なのかということも分かると思う。おめでたい席で気分も上がっている時に、何か“古き・悪しきもの”を冗談めかして言うということは、改革派のリーダーとして居続けられるのかというところにつながる」と述べた。

 常井氏によると、「進次郎さんは小泉家の中で『結婚しろ』と言われたことは1度もない」という。「小泉純一郎さんは『40(歳)まで結婚しなくてもいい。何十年も一緒にいるのは飽きるぞ。その代わり恋愛はたくさんしろ。恋愛は人を成長させる』という話をしている。進次郎さんの頭の中には“政治家の妻”という発想がない。世襲だと自分のお母さんが政治家の妻として働いている姿を見て育っていくが、お父さんが自分の物心がつく前に離婚しているので、彼が子どものころから見てきた選挙は“妻がいない選挙”。政治家の妻が代議士の分身になるような選挙というものを1度も見ていない。クリステルさんとのやりとりにもあるように、政治家の妻がいなければ選挙が回らないという発想が一切ないフラットな視点で考え始めている政治家なのではと思う」。

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 加えて、「小泉さんはいま政治家として“踊り場”の時期にきている」と指摘。「改革の姿勢を見せているが、どうしても生活や子育てのこと、家計のこととなると実感がこもっていないような言葉だと感じていた。今までは見てくれがいい、言葉がうまいということで成長してきたが、人間的な厚みや奥深さ、国民の生活を預かる上で『なぜあなたはそれが言えるのか』ということが求められ始めたという時期に来ている。そういう意味でも、今回結婚して子どもができて、新しいステージにいくことで、実感を込めて社会保障改革というものを語っていきたいという“闘争宣言”というように私は見ている」との見解を示した。

 常井氏の“踊り場”発言に平氏は「政策を作る中で、現場の皮膚感覚があるかどうかとイマジネーションが働くかどうかはすごく大事で、ないと机上の空論みたいな政策になりがち。小泉さんは最終責任を持って何かやり遂げたというのが、政治家以外のところでは多分なかった人だと思う。そういった中で、社会保障や子育て、出産、育児といったことがかなりリアリティを持ってくるというのは政治家としてはプラスだ。小泉さん自身も現場の皮膚感覚がないという意識があるので、人一倍現場に足を運ぶ。これはその裏返しなので、厚みは増すし政策立案能力は高まるだろう」と賛同。

 一方、堀氏は「小泉さんの改革の姿勢は、ぶち上げるものはぶち上げるし、メディアもそこに飛びつくし、でもそれが何かやりきったものだったのかというと、『小泉さんはこれからだから』ということで見過ごしてきた。それが本当に“改革のド本丸”で立ち振る舞いをする方なのかどうかを判断したい」と期待を寄せた。

(AbemaTV/『AbemaPrime』より)

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