将棋の藤井聡太七段(17)が8月11日、将棋日本シリーズ JTプロ公式戦の1回戦で、三浦弘行九段(45)に180手で敗れ、初戦で敗退となった。
JT プロ公式戦は、前年優勝者、タイトルホルダー、前年度の賞金ランキング上位者など、選ばれし12人で争われる。いわば棋界の“トップ12”が集うトーナメント戦。持ち時間各10分・切れたら1手30秒未満・考慮時間各5分という、数ある公式戦の中でも超早指し棋戦として知られている。
先手番だった藤井七段は、横歩取りの出だしから中盤、終盤と鋭い踏み込みを見せたものの、三浦九段が自玉をうまく上部に脱出させることに成功。その後は、互いの玉が至近距離で攻め合うといった、息詰まる戦いとなったが、最後は過去に同棋戦の優勝経験もある三浦九段に藤井玉が寄せ切られた。対局後は「今回JT杯初出場で初めてのことばかりでした。いい経験ができたかなと思います。序盤は作戦負けかなと思っていました」と振り返った。
三浦九段のコメント もしかしたら藤井さんがあまり知らない戦法かと思って、ぶつけてみたくなった。藤井さんがすごくて、もしかしたら逆転をされていたかもしれないです。
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