将棋の竜王戦挑戦者決定三番勝負の第1局が8月13日に行われ、豊島将之名人(王位、29)が木村一基九段(46)に82手で勝利し、初の竜王挑戦に王手をかけた。
 王位戦七番勝負でもタイトルを争っている両者の対局は、午前中から戦闘開始。互いの大駒を取り合う派手な展開から、早期決着を予想する声も聞かれていた。
 先手の木村九段が攻め込むものの、豊島名人が見事に対応。徐々にリードを広げると、終局時には持ち時間5時間のうち、1時間51分を残しての快勝となった。