京急将棋まつりが8月18日に行われた記念対局で、解説を務めた渡辺明三冠（35）が、都成竜馬五段（29）が見せた新構想に「公式戦でやってないですよね。なんでやっちゃったんですか」と称えるシーンがあった。
今年で21回を迎える京急将棋まつりでは「席上対局」で、連日人気棋士が早指し対局をファンの前で見せている。この日は都成五段と中村太地七段（31）というイケメン棋士対決に、会場に詰めかけた多くのファンの視線が注がれた。
結果は109手で中村七段の勝利に終わったが、ファンの反応が大きかったのはその後だ。解説の渡辺三冠が、大盤を使った感想戦で都成五段の見せた構想に「研究ですか？公式戦でやってないですよね。なんでやっちゃったんですか」と質問。公式戦でも十分に通用しそうな内容だったとして「感心しました。練った作戦ですよね。もったいないと思いました。こういうところで出し惜しみしない、都成さんの性格を表していると思いました」と語ると、場内は笑いに包まれた。
イベントなどで行われる対局は、ファンが期待する戦法、研究中の戦法など、棋士によっていろいろと披露するものが異なるが、都成五段においては公式戦ばりの最先端でファンを楽しませたようだ。
（C）AbemaTV
▶【見逃し視聴】第21回 京急将棋まつり 中村太地七段 対 都成竜馬五段
▶8/19（月）9:50～ 第5期叡王戦 四段戦 梶浦五段-池永四段/古森四段-里見女流五冠
