「RTDトーナメント2019」セミファイナルB(準決勝) 3・4回戦(全4回戦)が8月18日に放送され、内川幸太郎(連盟)が4回戦でトップを取り、トータル首位で2年連続決勝進出を決めた。
対局者は起家から鈴木達也(協会)、石橋伸洋(最高位戦)、内川幸太郎(連盟)、藤崎智(連盟)。
決勝進出2選手が決まる最終戦。「悔いの残らないように打ち切りたい」という内川とトータル1位の藤崎とのポイント差は13.9。藤崎より上の着順であれば決勝進出確定。下の着順だった場合は、49ポイント差の石橋にまくられるか否かという状況にあった。
東4局、内川は4巡目に先制リーチを放つも、石橋から追っかけリーチを受け、ツモられ、ラス目に落ちた。しかし南2局、三暗刻・ドラ3という強烈なテンパイをヤミテンに構え、藤崎から8000点を直撃し、ラス目から2着目に浮上。さらに南3局、親番で白・ドラ2・赤で1万2000点と連続でアガリをものにしてトップ目に立つと、オーラスも自らアガって対局を終わらせた。
「粘っているといいことあるなという感じでしたね」と振り返り「最後の半荘、僕の親番、南3局まで本当にどうなるかわからない戦いだったんですけれど、無事に決勝戦に駒を進められてとっても嬉しいです」と喜びを噛み締めた。ファイナルに向けては「昨年取り逃したRTDの栄冠を必ずや勝ち取りたい」と笑顔でリベンジ宣言した。【福山純生(雀聖アワー)】
【セミファイナルB 4回戦の成績】
1位 内川幸太郎(連盟)3万6300点 +56.3
2位 石橋伸洋(最高位戦)2万9400点 +9.4
3位 鈴木達也(協会)2万1000点 ▲19.0
4位 藤崎智(連盟)1万3300点 ▲46.7
【セミファイナルB 最終結果】
1位 内川幸太郎(連盟)+107.7(4/4)
2位 藤崎智(連盟)+18.6(4/4)
3位 石橋伸洋(最高位戦)+11.8(4/4)
4位 鈴木達也(協会)▲138.1(4/4)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆RTDトーナメント2019 2016年から3年に渡り行われてきた「RTDリーグ」から、トーナメント方式に変更。昨年行われた「RTDリーグ2018」の予選リーグ(WHITE・BLACK)の上位各6人、推薦枠として2人の計14人に加え、予選リーグ7位の2人と新規参戦2人の4人による入れ替え戦(サバイバルマッチ)から上位2人が本戦に進み、計16人で行われる。16人はA~Dの4グループに分かれ、半荘4回戦で対戦。トータル2位が準々決勝A(上位3人が準決勝進出)、同3位が準々決勝B(上位1人が準決勝進出)へ、同1位は準決勝(上位4人が決勝進出)に進む。主なルールは一発・裏ドラ・赤(各種1枚)あり、全自動卓による自動配牌のMリーグルール。
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