将棋の竜王戦挑戦者決定三番勝負の第2局が8月23日に行われ、豊島将之名人(王位、29)と、木村一基九段(46)が午前10時から対局中だ。第1局は豊島名人が勝利しており、本局に勝てば広瀬章人竜王(32)への挑戦権を得る。
 両者とも初の竜王位獲得に向けてランキング戦、本戦を勝ち抜いてきたが、同時期に行われている王位戦七番勝負においては、豊島名人は王位として初防衛、木村九段も悲願の初タイトルを目指してぶつかりあっている。20・21日に行われた第3局は、相入玉にもなり、285手という長手数の末、木村九段が勝利し、2勝2敗のタイに戻した。関係者、ファンからは2つの番勝負を合わせて「十番勝負」とも呼ばれている。