母子家庭に育った内気な少年が世界王者をKOするまで 愛鷹亮「マイク・タイソンのようになりたい」 K-1・KRUSH愛鷹亮 2019/10/24 23:25 拡大する 8月25日、立ち技格闘技団体【K-1】の興行が行われたエディオンアリーナ大阪に衝撃が走った。クルーザー級の現世界チャンピオンであるシナ・カリミアン(31=イラン・WSRフェアテックス・イラン)が、伏兵の強烈な一撃によってマットに沈んだ。ノンタイトル戦とはいえ、本大会で随一といえる劇的な結末にファンの熱狂は沸点に達した。 伏兵の名前は愛鷹亮(29=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)。愛鷹は試合後にリング上でマイクを握ると「大して名前の売れてない俺の挑戦を受けてくれて本当にありがとうございます」と話し、まず対戦相手に敬意を払うと、続けて「警察官をやめて格闘家になり周囲には絶対無理だと言われたんですけど、諦めないで今日までやってきました。スーパーファイトなので世界タイトルはかかっていませんが、俺の夢は、いや、目標は世界一なので、次、タイトルマッチやらせてください。まだまだ強くなります。愛鷹亮を覚えて帰ってください。ありがとうございました」と大観衆の前で決意表明をした。 続きを読む 関連記事